「第3回米原ドローン利活用技術勉強会」を開催しました

2020年11月18日(水) 秋のひんやりとした空気が心地よい朝、
滋賀県米原市上板並にあるふれあいの里リバーホール板並駐車場にて
「第3回米原ドローン利活用技術勉強会」を開催しました。

この講習会では、近年サルや鹿の獣害・クマの出没が相次いでいることから、
動物に近づかない安全な方法で追い払いができるよう、
ドローンの効果的な活用方法や獣害対策に必要な道具と併用した場合など
様々な状況下での活用方法を提案・披露しました。

当日は米原市長をはじめ、市や県の公的機関の関係者、報道機関の皆さまなど約30名程度の方が参加されました。

講習会ではサルの群れが出現した時の対応、クマが出現し通報を受けた場合の対応と2パターンの状況を想定し、一連の行動・流れを実践的に披露しました。

まずは広範囲を確認することができるドローンを使用し、
動物が出現しそうな場所を把握した後、赤外線撮影が可能なカメラを搭載したドローンを使用して場所を特定します。

動物は音やニオイで危険を感知する習性があるため、
上空からは事前に録音した音声をドローンに搭載したスピーカーから流し
地上からは爆竹やロケット花火で威圧しダブルで追い払います。

ロケット花火は米原市経済環境部林務課の方にお越しいただき、
家庭での作り方と実践方法をご説明いただきました。

実践後、ドローン飛行経験者(米原ドローン利活用研究会メンバー・公的機関関係者等)を対象に座学研修会を開催。
ドローン積載のカメラ設定や注意事項、またドローンを飛行するための法律知識・許可申請など運用するための基礎知識を
専門家である講師お二人をお招きし解説していただきました。

今回の講習会を行う中で発見することができた課題点は、ドローンの活用を模索する上で非常に良いきっかけとなりました。
ドローンの長所・短所を適切に把握し、今後の活動に展開していくことができればと思います。

令和元年2月に米原市と米原ドローン利活用研究会との「災害時における無人航空機による情報収集活動に関する協定」を締結しています。
獣害対策の面だけでなく災害時の行方不明者の捜索などにも役立てていけたらと考えています。